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ファイザーは5日、先端巨大症治療剤「ソマバート皮下注用」(一般名:ペグビソマント遺伝子組み換え)を発売した。薬価は、ソマバート皮下注用10mgが溶解液付きで1バイアル当たり1万2872円、15mgが1万6318円、20mgが1万9309円。
同剤は、成長ホルモン(GH)受容体拮抗薬。GHの過剰分泌を抑制するという従来の作用機序とは異なり、GH受容体に結合してIGF‐I(ソマトメジン‐C)分泌のシグナル伝達を抑制することで、過剰に分泌されたGHの作用を抑制する。また、保険診療において在宅自己注射が認められた。
臨床試験では、先端巨大症患者に対して、同疾患の診断指標であるIGF‐Iの血中濃度を正常範囲内まで低下させ、末端部の肥大を改善したとの成績が得られている。
初年度売上高は1億0900万円を見込む。