三和化学研究所は22日、医療用医薬品事業を手がける韓国の東亞ST社と、腎性貧血治療薬「ダルベポエチンアルファ」のバイオ後続品の日本国内における開発・商業化に関するライセンス契約を締結したと発表した。腎疾患領域を強化するためにパイプラインを拡充した。北海道大学発バイオベンチャーのジーンテクノサイエンスと共同開発する。
三和化学は主軸の糖尿病領域で選択的DPP‐4阻害剤「スイニー」やα‐グルコシダーゼ阻害剤「セイブル」などの治療薬のほかに診断薬、食品を幅広く扱っている。周辺分野である腎疾患も戦略領域に位置づけて注力しており、2年前からはアステラス製薬と戦略的提携を結んで腎疾患関連製品の共同販促も展開している。
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