内外薬品(笹山和紀社長)は、アンテドラッグステロイドに魚油(肝油)由来のビタミンA油を配合した「ダイアフラジンEX軟膏」(指定第2類医薬品)を、3月1日から新発売する。着実に利用者を増やしている皮膚疾患治療剤「ダイアフラジンA軟膏」をはじめとする「ダイアフラジン」シリーズから、新処方の皮膚疾患治療剤として発売するもの。非ステロイドの「ダイアフラジンA軟膏」に今回、アンテドラッグステロイドの新製品が加わることで、様々な症状に合わせた使い分けが可能となった。
同社のダイアフラジンシリーズは、“治りにくい皮膚炎の治療(キュア)と、皮膚の清潔、保湿・保護(ケア)をトータルにコントロールできる”ことをコンセプトとする。皮膚炎の治療薬「ダイアフラジンA軟膏」、皮膚を保護して潤いを与える「ダイアフラベール保護保湿クリーム」、肌にやさしくしっかり洗える「ダイアフラジン石鹸」がラインナップする。
このうち「ダイアフラジンA軟膏」(第3類医薬品)は、荒れた角質層を回復し、皮膚のターンオーバーを改善する独自成分の魚油(肝油)由来ビタミンA油が配合されており、発売以来、治りにくい皮膚炎や湿疹に悩んでいる人から幅広い支持を獲得。現在では年間20万本を超える製品へと成長している。今回、魚油(肝油)由来ビタミンA油の回復力はそのままに、皮膚炎初期の強い炎症に対応できる製品を開発した。
新製品「ダイアフラジンEX軟膏」は、皮膚炎や湿疹のひどい部位にシャープな効き目を発揮する。また患部でよく効き、体内で低活性に変わるアンテドラッグステロイドで、肌の水分蒸発を防ぎ、肌を保護する軟膏基剤(ゲル化炭化水素)を採用。魚油由来のビタミンA油が角質層を回復し、皮膚のターンオーバーを改善するのが特徴。
この「ダイアフラジンEX軟膏」は、昨年4月からテスト販売を実施し、順調に売上を伸ばしたことから、今回の全国発売となった。テスト販売の実績によると、従来から「ダイアフラジンA軟膏」を販売している店舗では、A軟膏とEX軟膏を並べて陳列することによって、トータル売上個数が前年比147%となり、売上金額も大きく伸びているという。
税別希望小売価格は、10g1200円。