ピップは21日、「SLIMWALK(スリムウォーク)」の新製品として、好調の「足指セラピー」に年間を通じて快適に着用できるタイプを新たに投入すると共に、ぽっこりお腹・骨盤まわりをケアできる「骨盤をきっちり支える」シリーズに、ニーズの高かったレギンスタイプを加えた。スリムウォークブランドは今年で発売15周年を迎えており、同社では「着圧レッグケアNo.1ブランドとして、働く女性の多くが経験する憂うつからの解放をテーマに、今後も製品やサービスの開発に努めたい」(松浦由治副社長兼商品開発事業本部長)とし、スリムウォークブランドのさらなる充実を図っていく考え。
ピップでは主力の2ブランドが、2013年度も業績を牽引した。このうち、「エレキバン」については昨秋に40年ぶりの全面リニューアルを行い、好調な推移を見せる。一方の「スリムウォーク」は前年比36%増と売上を伸ばしており、中でも一昨年に発売した「足指セラピー」シリーズは、前年比3倍アップと大きな成長を見せる。
これまで「足指セラピー」は、半年ごとに素材や編み方を進化させた商品を上市することで、ラインナップ強化を図ってきた。通常、年間20万足売れればヒットとされる着圧ソックス市場で、初年度100万足を達成。今年1月までの累計出荷数は160万足を突破している。
同社では、20~40代の女性約200人に調査したところ、85・2%が「季節を問わずパンプスの中で足が窮屈に縮こまったり疲れる悩みがある」、95・7%が「季節を問わず足指を広げてリフレッシュさせたい」と回答するなど、年間を通じて足指を広げる製品に対する高いニーズがあることが示された。
新製品の「くつろぎ時間のスリムウォーク足指セラピーオールシーズン」は、レッグ部にタヤムーン素材を用いた柔らかな肌触りと、通気性のよい鹿の子メッシュ編みで、季節を問わず軽やかな着用感を実現した。足指を開く“足指かいほ~クッション”部分には、モールドバリア糸を使用し、抗カビ・抗菌防臭・消臭のトリプル機能を追加。スリムウォーク独自の美脚リフト構造(段階圧力設計)でしっかり引き締め、脚全体をケアする。
価格はオープン(参考売価はショートタイプ2480円前後、ロングタイプ2980円前後)で、両タイプ共S~M、M~Lの2サイズ、カラーはいずれもマーブルピンク。
11年から発売している「骨盤をきっちり支える」シリーズからは、初の「骨盤をしっかり支えるレギンス」が登場した。骨盤まわりをしっかり引き締めながら、レッグ部分は足首20hPa、ふくらはぎ13hPa、太もも8hPaの着圧機能を持たせ、美脚もサポートする。さらにUVカット仕様で、紫外線から肌を守る。気になる下腹部は“お腹押さえ設計”でスッキリと見せて、骨盤から脚までトータルにケアする。カラーはブラックで、S~M、M~Lの2サイズ。
さらに「骨盤をきっちり支えるショーツ」シリーズには、春から夏にかけて増える薄い色の服でも透けにくいナチュラルベージュ(M、Lの2サイズ)が加わった。価格は、レギンス、ショーツ共にオープンとなっている。
同じく21日からは、「足指セラピーさらさら涼感」「夢みるここちのスリムウォークキュッとひきしめ涼感設計」の夏限定アイテムを発売すると共に、3月5日には「美脚ストッキング」をリニューアル発売する予定。