日本薬剤師会はこのほど、保険調剤の動向(2006年10月調剤分・全保険)をまとめた。分業率は55・9%に達し、昨年同期の53・8%より約2ポイント上昇し、今期最も高い率を記録した。
調剤件数は3907万1582件(対前年同期比5・2%増)、処方せん枚数5622万0876枚(4・1%増)、調剤点数3823億8811万円(4・5%増)となった。今期3、4月分を除くと、件数、枚数、点数ともに、例年の月別推移にほぼ沿った状況になっている。
分業率70%以上は前月同様に秋田(74・2%)、神奈川(71・4%)、佐賀(71・3%)の3県であった。なお、30%未満は和歌山県のみとなっているが29・4%と30%台に迫っている。