第一三共ヘルスケアは今月から、しみケアの「トランシーノブランド」を刷新した。肝斑(かんぱん)に効果を発揮する第1類医薬品の「トランシーノII」と共に、そばかすに効果を発揮する「トランシーノホワイトC」(第3類医薬品)を新たに投入。これら2製品はいずれも1日2回服用タイプとし、続けやすさも考慮した。内服薬の新製品を加え、薬用美白化粧品の「トランシーノ薬用ホワイトニングシリーズ」と合わせ、様々なしみの悩みに対してカラダの内側と外側から幅広く応えるラインナップが揃った。
同社は2007年に、肝斑の効能・効果が認められた唯一のOTC医薬品として「トランシーノ」を発売した。この肝斑は、女性の顔面に多く生じるしみで、薄い褐色でやや大きく、頬骨に沿って左右対称にできるのが特徴。同品の発売により、しみに悩む多くの女性のQOL向上に貢献してきた。
今回新発売された「トランシーノII」は、成人(15歳以上)1日服用量の4錠中に、トラネキサム酸750mg、L‐システイン240mg、アスコルビン酸(ビタミンC)300mg、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)6mg、パントテン酸カルシウム24mgを配合。1回の有効成分は従来のトランシーノの1・5倍で、服用回数を1日2回とした。飲み忘れの心配が少なく、より確実で優れた肝斑の改善効果が期待でき、臨床試験では1日3回服用のトランシーノと同等の有効性が認められた。税別希望小売価格は、60錠1800円、120錠3400円、240錠6300円。
「トランシーノホワイトC」は、成人(15歳以上)は1回3錠、7歳以上15歳未満は1回1錠を、それぞれ1日2回服用する。6錠中に、過剰なメラニン生成を抑えるL‐システインをOTCビタミンC主薬製剤の最大量(240mg)配合したほか、肌に沈着した黒色メラニンを無色化するアスコルビン酸(ビタミンC)1000mg、ビタミンB2、B6、天然型ビタミンEも配合。肌の新陳代謝を進め、紫外線などによるしみ、そばかすを緩和する。90錠1600円、180錠2600円。
なお、先月には「トランシーノ薬用ホワイトニングフェイシャルマスク」(医薬部外品)を新発売している。紫外線によるダメージを受けた肌の集中ケアに適した、機能性を追求したシートマスクで、これによりトランシーノ薬用ホワイトニングシリーズも充実を見せている。
同社では、今回の内服薬2品の新発売に合わせ、トランシーノのブランドサイト(www.transino.jp)もリニューアルした。さらに、スマートフォン向けアプリ「しみ研」の配信も開始した。同アプリでは、しみのチェックや服用のサポートなど、製品の適正使用に役立つ情報を見ることができる。