厚生労働省は17日付で、新薬14成分27品目を薬価基準に収載する。内訳は、内用薬が10成分17品目、注射薬が4成分10品目、外用薬はなかった。3成分に原価計算方式を適用した。原価計算方式で算定した中外製薬の抗癌剤「カドサイラ」に、営業利益率に10%の加算を上乗せしたほか、アステラス製薬の2型糖尿病薬「スーグラ」に有用性加算II(10%)、ヴィーブヘルスケアの「テビケイ」に有用性加算II(5%)を付けた。昨年11月の総会で収載が見送られた武田薬品の抗肥満薬「オブリーン」の収載は今回も見送りとなった。
スーグラに有用性加算II
▽トピナ細粒10%(協和発酵キリン)=トピラマートを有効成分とする抗てんかん薬。今回、高齢者や小児が服用しやすい細粒を追加した。
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