役割拡大などに大きな成果

日本OTC医薬品協会の吉野俊昭会長(ロート製薬)は12日、記者会見で、同協会が策定した「OTC医薬品産業活性化ビジョン」を総括した。吉野会長は、ビジョンで掲げていた四つの大きな戦略目標の達成度などを評価した上で、定量的目標として掲げていた“最終年の2014年に生産額で1兆円産業を目指す”については、「残念ながら遠く及ばなかった」と説明。生活習慣病関連製品が市場拡大につながらなかったことなどを原因として挙げた。
同ビジョンは、OTC薬協が09年5月に公表したもので、[1]OTC薬の役割拡大[2]OTC薬の質・信頼性の向上[3]OTC薬の利便性向上[4]OTC薬協の機能の拡大・向上――を戦略目標に掲げていた。
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