◆3月7日の早朝、十三トミータウン「ションベン横丁」で発生した火災で11棟36店舗が焼損した。ションベン横丁は、昭和にタイムスリップしたような狭い路地に様々な飲食店がひしめき、たくさんの人で賑わっていた
◆火災発生後、3カ月以上経った今も、横丁の入口は閉鎖されたままで、がれきの撤去もまだ終わっていない。建築基準法や、複雑に絡まった土地・建物の権利関係が大きな障壁になっているようだ
◆十三で思い浮かぶのが武田薬品の大阪工場だ。「アリナミン」の製造はもとより、湘南研究所ができるまで併設されていた研究施設では「リュープリン」「タケプロン」「ブロプレス」「アクトス」が産み出され、グローバル化に貢献した
◆研究者をはじめとする武田の社員らが、仲間と共に十三トミータウンで飲食し、明日への英気を養っていたという話もよく耳にする。ションベン横丁は、地元の人たちが中心となり、以前の姿を取り戻すべく運動が進みつつあるが、わが国の製薬産業にも造詣が深い街の復活を心から願いたい。
十三トミータウンの復活を願う
2014年06月27日 (金)
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