アステラス製薬は、新薬事業を主軸に、再生・細胞医療、医療機器とのコンビネーションプロダクト、診断・予防医療、手術などの領域に進出し、製薬分野で新たなビジネスの創出を目指す。異業種を含めた積極的な外部提携を推進し、画期的な技術を取り入れ、付加価値の高い治療法開発に挑む。畑中好彦社長は、10日の記者会見で、「2018~20年には、ベシケアやタルセバが特許切れする重要な時期を迎える。新領域・新創薬基盤技術へ挑戦し、新たな価値を創出したい」と語った。
同社は、新規に創薬研究に取り組むべき領域・疾患を探索し、昨年には米サイトキネティックス社と骨格筋疾患領域、米マイトカイン社とミトコンドリア関連疾患領域で提携した。畑中氏は、「これらは世界が目をつけなかった領域で、グローバルに負けないサイエンスが実行できている」と手応えを語った。
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