大塚製薬は、男性向けスキンケアブランド「UL・OS(ウル・オス)」から、1本で顔や体など全身をケアできる、スキンケア初心者にも使いやすい「スキンコンディショナー」(化粧品)を、20日に新発売した。同社によれば、男性用スキンケア市場は200億円を超え、過去5年間で約1・4倍に成長しており、「2008年から発売しているウル・オスも二桁増の成長を続け、市場を牽引している。男性向けスキンケアでは、1本で全身ケアできる簡便さが受け入れられていることもあり、さらに使いやすさを追求した新製品により、ミドルエイジ層のスキンケア習慣化を推進していきたい」とする。
「ウル・オス」は、肌の健康を考えるコスメディクス(化粧品+医薬品=健粧品)という概念のもと、20年以上にわたる皮膚科学研究を生かし、08年から発売している男性用化粧品ブランドで、独自の処方に基づき保湿成分AMP(アデノシン一リン酸)を配合している。今回の新製品を加え、全8種類16品目のラインナップとなった。
近年、男性のスキンケアに対する考え方が大きく変化していることもあり、同社では今年5月、全国の20~60代の男性500人にインターネットでの意識調査を行った。肌について気になったり悩んでいること(複数回答)では、「乾燥・かさつき」23・4%、「しみ・黒ずみ」23・2%、「頭皮の脂」20・4%、「テカリ、べたつき」18・2%、「しわ」と「汗をかきやすい」各17・2%などが目立った。
特にミドルエイジ男性は、約8割が肌の悩みを抱えていたが、この要因としては労働時間が長く、睡眠不足がちなことや、飲酒や喫煙といった生活習慣の不摂生も少なからず影響していると思われる。しかし同調査では、7割以上が「男性もスキンケアは身だしなみとしてすべき」とするなど、肌ケアへの意識はあっても、実際に日常的な肌ケアをしているという男性は45・0%と、半数にも満たなかった。
新発売の「ウル・オススキンコンディショナー」は、保湿成分AMPを配合した高分子乳化法による、ベトつかない白色ジェルクリームで、みずみずしい感触と伸びの良さ、しっとり&さっぱりした使用感を実現した。ヒゲ剃り後や風呂上がりなど、これ1本で顔から体まで全身の保湿が可能。
ストッパー付き円柱エアレスポンプ容器採用で、蓋を取らずにワンアクション・ワンプッシュで1回の適量が手に取れるなど、使い勝手を追求した。着色料・合成香料・パラベン無配合で、後残りがしないハーバルミント系の香り(10種のエッセンシャルオイル配合)。鞄の中でも漏れることなく、出張時などにも携帯しやすい。内容量60g(1プッシュ約60回分)で、税別希望小売価格1500円。