「調剤Melphin/Neo」と「電子薬歴保存システムMelhis」を同時発売へ”レセコンシステムの強化図る 三菱電機

2007年07月25日 (水)

 三菱電機は保険薬局向けのレセコンシステム「調剤Melphin」シリーズを展開し、約5000薬局での導入実績を誇るが、23日、薬局環境の大きな変化の中で操作性の向上、セキュリティ強化に対する要望に対応した新製品「調剤Melphin/Neo(メルフィン/ネオ)」、これに連動する「電子薬歴保存システムMelhis(メルヒス)」を発売した。従来の階層に従った操作性からの解放、画面およびアウトプットのレイアウト・フリー化が図られ、各薬局の地域特性や調剤室あるいは投薬窓口といった使用場所に応じた高い操作性が実現した。「ネオ」は89万2500円より、「メルヒス」は126万円より提供する。販売は三菱電機インフォメーションテクノロジーが担当する。

 新製品の特徴としては、まず帳票(薬情)の自由なレイアウトとマイメニュー機能で患者サービスと操作性が向上した点。特に高齢者が多い地域では、患者に提供する薬情の印刷様式の柔軟性を高めた。帳票の様式からレイアウトも薬局で自由に設定できるようにした。また、従来、全ての業務が表示されたメニュー画面から、階層に従って目的の操作画面を選択せざるを得なかったが、新製品では頻繁に使用する画面を選んでマイメニューとして登録することが可能となった。必要な画面をワンタッチで実行できるため、現場での操作性が向上している。

 また電子薬歴については、従来から紙で書いていたものを電子化する――という発想でシステム構築され、システム側が記入手順等を強要する方式ではなかった。今回もそのポリシーを堅持しつつ、各場面で必要に応じた最適な表示画面のレイアウトができるというのが大きな特徴で、「各薬局・場面に適した一覧性」が強化された。オプションとして医薬品ごとに様々な角度からの指導を支援する薬効別の服薬指導テンプレートが用意されているが、これも同一画面へのレイアウトが可能になり、活用性が高まった。

 そのほか、レセプトのオンライン請求義務化の中で、データベースをマイクロソフトのSQL ServerTM 2005 Expressにすることで、セキュリティ機能の強化が図られている。実際には、レセコン本体からオンライン請求されることはあり得ないと考えられるが、万が一に配慮したセキュリティ強化の取り組みといえる。

必要に応じ、自由なレイアウトが可能になったMelhis
必要に応じ、自由なレイアウトが可能になったMelhis

 問い合わせは、三菱電機インフォメーションテクノロジーのプラットフォームソリューション営業一部ソリューションパッケージ課(東京都港区芝浦4の15の33芝浦清水ビル、TEL03・6414・8278、eメール:msm@mdit.co.jp)まで。



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