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クラシエ製薬は今月下旬から、かぜの症状に合わせて薬を選択できるよう6処方をシリーズ化した「カンポウ専科」を発売する。新シリーズは、既に販売している「葛根湯」「小青龍湯」「柴胡桂枝湯」「銀翹散」に加え、「麦門冬湯」「五虎湯」の二つが加えられたもので、消費者が自分の症状に合った薬剤を選びやすいようにした。価格は税込み1890円。
かぜのひきはじめ、頭痛、肩こりには葛根湯。鼻水、鼻炎には小青龍湯。腹痛、吐き気のあるかぜには柴胡桂枝湯。喉が腫れて痛むかぜには銀翹散。こみ上げる咳や咳き込み症状には麦門冬湯。痰が出る咳には五虎湯など、適応を分けているのが大きな特徴だ。
医療用製剤と成分量が同量となっているほか、各パッケージに、対応する症状を表記することで、消費者が自分の症状に合った薬を選択しやすくしている。また、携帯性が高く服用しやすいスティック包装も採用した。パッケージデザイン、既存の消費者が選択しやすいように、大幅な変更はしていない。
発売後は、POPを活用した店頭活動を積極的に展開する。また、中高年女性に人気のある韓国出身のジョンフン、キョンジュン、イ・ヨンジュ、台湾出身のスタンレー・ワン、香港出身のグレゴリー・ウォン、日本の早川諒の6人のタレントによる「カンポウ6」を結成。6人が出演するTVコマーシャルを10月から放映する予定。