ダイエットサポート商品製造・販売のエレメント(東京都港区)は5月10日から、新たなコンセプトのカロリーコントロール食品「BODY CONTROL(ボディコントロール)」を発売する。当面は自社ウェブサイト(http://www.element-body.com)を中心とした通信販売で行い、今後は店頭ルートでの展開も予定する。数多いカロリーコントロール食品の中でも、一流シェフがプロデュースしたのは同品が初めて。これまでの商品にはない“味”を前面に打ち出した点が、女性層の大きな関心を集めそうだ。
ダイエット関連市場の中でも、蛋白質を主原料に糖質、脂質を抑え、ビタミン、ミネラルを十分量含んで食事に置き換えるカロリー調整食品、食事代替食品が定着してきた。今では大手飲料・製薬・菓子メーカーなど、大小合わせて20社以上が手がけているとされる。
女性を中心に関心を集める食事代替食品だが、多くの商品が大豆タンパクを使っており、その苦みなど風味の点で不満があった。「種類がなく飽きる、価格が高い、おいしくないことが長続きしない主な理由だった。これらをクリアできたらという発想から生まれたのが、今回の新製品」(堀江保明社長)とする。
和食は神田川俊郎、フレンチは坂井宏行、中華は周富徳という料理界の巨匠が開発に協力、抹茶ババロア味、いちごムース味、ガトーショコラ味、バナナクレープ味、タピオカミルク味、杏仁豆腐味の計6種類のグルメな味が完成した。豊富な食物繊維や栄養バランスの配合、低糖質ダイエット理論に基づき糖質も既存の類似品より低めに設定した。専用シェーカーに1包を水に溶かし飲用する。14袋入り税込み価格9990円。
今後は夏から秋頃をメドにスープタイプも開発し、シリーズ充実を図っていく予定で、初年度販売目標を22億円とする。