TOP > 無季言 ∨ 

紙と鉛筆の最後の時代に

2014年11月14日 (金)

◆今月8日にアメリカ・ロサンゼルスの映画の聖地であるハリウッドで、世界的なアニメーション映画クリエイターの宮崎駿氏が、「アカデミー名誉賞」を受賞した。同賞を受賞するのは日本人としては黒澤明監督以来2人目となった
◆黒澤監督が世界中の映画関係者に与えた影響は言わずもがなで、この巨匠と同列にアニメーターが位置づけられたことは驚くと共に、作品への姿勢と内容、そしてトップの興業実績を知れば納得もしてしまう
◆興味深かったのは受賞後の会見で、「幸運だったのは、紙と鉛筆とフィルムの最後の時代の50年につきあえたこと」と発言したこと。また「仕事に携わった50年間に日本が戦争をしなかったこと」とも
◆われわれも、原稿用紙に記事を書き、職人が活字を一文字ずつ拾って組んでいた最後の世代だった。IT化が急に進み、スピードと便利さを享受した反面、失ったモノも多いと感じている。人が繊細な手作業をしなくなったら、人類ではなくなるような恐怖感すら覚える。時代の流れにはあらがえないのだろうが。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術