◆自助、互助、共助、公助の順で「助け合い」を地域で作り上げることが地域包括医療・ケア構築のポイントだと富山県の南砺市民病院前院長の南眞司氏が講演で述べた。医療、介護や行政の専門職が体制の基礎を作り、住民が「お互い様」の思いで活動し、地域の絆を強くすることが重要という
◆またわが国の介護は「お世話をすること」だが、尊厳の保持と自立支援の重要性を強調。同市では「何ができるようになりたいか」に対応している。財政は厳しいが、住民自らが体制づくりに向け決断、覚悟を決めた
◆一方、問題は「健康情報拠点」だ。漠とし過ぎ、基準が作られるという。しかし、地域により事情は異なる。が、専門職・薬剤師のコアな仕事は薬と薬に関わるケアと支援
◆上田市では自治会中心に在宅介護に取り組むNPO法人に薬剤師会も参加、現場は高齢者が飲む薬や体調情報に関わる。大和市では、慢性腎不全患者に多いとされる認知症患者を、主に栄養士と薬局が組んだケア体制を試行する。確たる専門職・集団としての対応が望まれる。
地域包括医療・ケア
2014年11月17日 (月)
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