◆先月末、オーストリアのライフサイエンス研究開発拠点の取材で首都ウィーン市を訪れた。同国内には5カ所のライフサイエンス・クラスターがあり、基礎と応用のそれぞれの研究拠点と企業との協力関係が良好な点が同国の特徴で、グローバル企業の研究拠点も集積している
◆地理的にも欧州の中央に位置し、東西への理想的なアクセス拠点ともなり得る。このためか、日本の大手製薬企業5社(武田、アステラス、第一三共、エーザイ、田辺三菱)もそれぞれ拠点を構えている
◆滞在中に、日本の製薬企業の現地法人の責任者らと会食する機会があった。そこでの話の中で、前出の5社で、日本の企業文化や価値観を広く宣伝していくことを目的とするプラットホームを数年前に立ち上げたという
◆その価値観とは▽高い品質▽持続可能性▽企業の社会的責任――を大事にするという日本の企業文化。それをステークホルダーに共同で伝え、持ち込んでいこうというものだ。グローバルでも医薬品を通じて日本文化や価値が、受け入れられることを期待したい。
医薬品を通じて日本の企業文化を世界へ
2014年11月19日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
寄稿