日本薬剤師会は、会館建設についての現状認識が役員間でも異なることから、現在の状況について役員間で、「現時点では、90坪で建設できるようにしているが、建設費を含む建設計画については総会に諮る必要があり、建設することはまだ決定されていない状況である」ことを確認、この日薬執行部の「共通認識」を各都道府県薬剤師会に周知を図った。これは先の山形での学術大会開催を前に開かれた会長会で、各県薬会長と執行部との間で、現状認識にずれが生じていたことから、改めて執行部の「共通認識」を書面で提示するよう求められていたことへの対応。13日の定例会見で明らかにした。
現在の状況を踏まえ先月下旬の常務理事会で、[1]会館建設は過去の総会で決議しているが、90坪の土地に建てることは決定していない。決定するのであれば、理事会、総会に諮る必要がある[2]過去の総会で決定された機能を持つ会館が、90坪の土地に建設できるか再検討する[3]90坪の土地に建設した場合の総工費と年間維持費および現行の借室継続の場合の費用を試算しておく[4]2014年度予算に計上されている会館建設費については、今年度中に予算を執行する見込みがない場合は補正予算において取り下げ、検討費等を計上する――の4項目を確認している。
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