バイオインダストリー協会(JBA)は、2014年バイオベンチャー統計・動向調査をまとめ、その概要版を公表した。13年度(14年1月時点)の企業数は3年連続増加し591社となった。ここ数年、バイオベンチャー間の共同研究、資本提携など創薬以外での幅広い業種間の連携、契約期間などの延長が見られるようになった。また、シードやアリーステージへの投資は増加しているが、バイオ関連分野への投資は減少し、ベンチャーに対する投資家の目が厳しくなっている現状も分かった。
この1年間で把握できたベンチャーは77社だった。その内訳は、13年設立9社、新規68社だったが、廃業(解散・精算)した企業や吸収合併された企業が13社、定義から外れた企業が25社となり、全体としては前年度より39社増加した。大学発ベンチャーについては08年以降、設立数の減速、解散・撤退が続いていることも明らかになった。
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