医薬基盤研究所は来年2月25日午前10時から、東京丸の内のJPタワーホール&カンファレンスで、2014年度「厚生科学研究事業研究成果発表会」を開催する。当日は13年度に終了した研究課題のうち、四つの研究事業から九つの研究成果を発表する。プログラムは以下の通り。
◇医療技術実用化総合研究事業(臨床研究・治験推進研究事業)
ブレイン・マシン・インターフェイスによる運動・コミュニケーション機能支援装置の臨床研究‐平田雅之(大阪大学医学系研究科脳神経外科学)、高度医療残存聴力活用型人工内耳挿入術の適応症および有効性、安全性に関する調査研究‐宇佐見真一(信州大学医学部)
◇創薬基盤推進研究事業
糖尿病の新規バイオマーカーに基づく診断法と蛋白質構造解析に立脚した新規治療法の開発‐門脇孝(東京大学病院)、生分解性マイクロニードルを応用した画期的「貼るワクチン製剤」の開発と実用化に資する研究の総合的推進‐岡田直貴(大阪大学大学院薬学研究科)
◇再生医療実用化研究事業
自己骨髄間質細胞を用いた歯槽骨再生医療の臨床研究‐各務秀明(東京大学医科学研究所)、再生医療早期実現化促進及び汎用性向上のための周辺基盤技術開発‐佐藤陽治(国立医薬食品衛生研究所再生・細胞医療製品部)
◇医療機器開発推進研究事業
深部機能画像診断のための光音響画像化技術の有用性検証‐石原美弥(防衛医科大学校)、循環腫瘍細胞観察可能なナノ粒子質量顕微鏡開発に関する研究‐瀬藤光利(浜松医科大学医学部)、循環器系DRYラボセンターを駆使した治療リスクの低減システム構築と人材育成‐梅津光生(早稲田大学理工学術院・先端生命医科学センター長)
参加費は無料。申し込みは、電子メールで氏名・所属を明記し、[kensui-sem@nibio.go.jp]まで送信する。詳細は、同研究所研究振興部研究推進課(TEL072・641・9803)まで。