昨年改定の歪みなど明らか
日本ジェネリック製薬協会の吉田逸郎会長(東和薬品社長)は21日、賀詞交歓会のあいさつで、中央社会保険医療協議会で開始される見込みにあるジェネリック医薬品(GE薬)の1価格帯に関する議論に言及。「昨年4月の薬価改定で3価格帯に集約された影響を検証した結果、様々な歪みや問題点が明らかになった」と述べた上で、「GE薬協としてこの問題を整理し、議論に参加していきたい」との姿勢を強調した。
また吉田氏は、GE薬の数量シェア60%の達成を目指す「後発医薬品のさらなる使用促進に向けたロードマップ」の進捗度について、「昨年第1四半期の数量シェアが49.8%となっていたが、既に50%を超えていると思う」と述べ、スピード感に手応えを示した。行政、会員会社や関連団体の協力のもと、業界を挙げて「安定供給」や「情報提供」に取り組んでおり、現在進められているモニタリング調査でも「われわれの方策が反映されてくるものだと思っている」と自信を示した。
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