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◆残暑というには、あまりにも耐え難い暑さが続いている。どこか涼しいところへ逃げ込みたくなる。そんなわけで、旧盆を外して、2年ぶりに海のある田舎に帰省した
◆帰省して驚いたのは、実家にテレビ電話が設置されていることだった。75歳の母一人の独居老人世帯で、何でこんなものが必要なのかと不思議に思ったが、独居世帯だからこそ、顔の見える電話が必要なのかもしれない
◆テレビ電話の設置は、市町村合併で新市が誕生し、その融合一体化を図る12プロジェクトの一つとして行われているものらしい。老朽化した有線放送電話(地域内のみ)の代替機能確保、高速インターネット環境整備、地上デジタル放送対応のため、各家庭まで光ファイバーを敷設するFTTH(ファイバートゥザホーム)整備事業で、テレビや高速インターネット、域内IP電話などのサービスを提供している
◆田舎は無薬局地域である。現在は、車で20分も走れば市の中心地に行け、薬局や総合病院もあるが、老人が多いため健康情報は欠かせない。地域の薬剤師会もこうした事業に興味を持ってもらえればと思った。