◆今月19日、厚労省は7月から医療費を助成する指定難病に筋ジストロフィーなど196疾病の追加を決めた。これで指定難病は計306疾病まで拡大、患者数は今後150万人に上る見通しだ
◆難病患者への医療費助成では、患者が地域で安心して治療を続けられるよう都道府県が特定の薬局を「指定医療機関」に指定。いわば、難病患者の“かかりつけ薬局”が登場することとなった
◆一方、難病法では地域社会での共生を理念に掲げ、患者の就労支援や在宅療養の取り組みを進めている。そうした中、今後、薬剤師は欠かせない存在になるはずだ。例えば、就労を望む患者の多くは、自らの病気を会社に伝えるべきか悩むという。そんな時、薬によって症状がどの程度まで抑えられるのか、起こり得る副作用は何か、こうした情報をきちんと患者に提供できれば、社会参加の機会を広げることができる
◆地域包括ケアシステム構築の足がかりとなる難病対策。今後、多職種が連携した「難病対策地域協議会」の中で、薬剤師の活躍に期待が寄せられる。
難病対策で薬剤師の活躍に期待
2015年03月30日 (月)
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