
佐藤製薬は、栄養ドリンク剤「ユンケル」シリーズのうち、イカリソウ流エキス、黄精(オウセイ)流エキス、大棗(タイソウ)エキスの三つの生薬を配合した、医薬品の効き目が好評の「スパークユンケル」の上位品として、カフェインフリーで、タウリン配合量を2倍とした「スパークユンケルDCF」(第2類医薬品)を、6日から新発売した。
新製品の「スパークユンケルDCF」は、1本(50mL)中に、イカリソウ流エキス300mg、オウセイ流エキス300mg、タイソウエキス120mgの生薬3種のほか、タウリンは既存品(スパークユンケル)の倍となる1000mgを配合している。このほか、ビタミンB2・B6・B12、ニコチン酸アミドを配合し、滋養強壮や肉体疲労時などの栄養補給に優れた効果を発揮する。
また今回、カフェインフリーとしたのも特徴。ユンケルシリーズのカフェインフリー製品には、ドリンク剤の「ユンケル黄帝液DCF」や、顆粒タイプの「ユンケル黄帝顆粒DCF」などがある。最近は、生活者の日頃の疲れに対するニーズが多様化する中で、「ドリンク剤市場ではカフェインフリーの製品が伸長している」(同社)ことから、「スパークユンケルDCF」を新たに加え、カフェインフリーシリーズの充実を図った。
カフェインを含まないので就寝前にも服用でき、ぐっすり休んで翌日に疲れを残したくない時、かぜを引いた時や妊娠授乳期に、お勧めのドリンク剤といえる。甘さを抑えたすっきりした風味で飲みやすい。税別希望小売価格は1本300円と、求めやすい価格に設定した。
同社では、体のだるさや活力が湧かないなどの症状を感じやすくなる春先からの季節に合わせ、カフェインフリーシリーズの販売強化を図っていくと共に、市場シェア拡大を目指していく考え。今後は「カフェインフリーを訴求したPOPや、インパクトのあるフロアディスプレイ等の販促ツールを活用し、店頭展開を中心に販売促進を行っていく」とする。