薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は5日、日本イーライリリーのGLP-1受容体作動薬「トルリシティ皮下注」、田辺三菱製薬の脳保護剤「ラジカット」に対する筋萎縮性側索硬化症(ALS)の適応追加など8件を審議し、承認を了承した。
審議品目
▽ザイヤフレックス注射用(旭化成ファーマ):新有効成分のコラゲナーゼ(クロストリジウムとヒストリチクム菌由来)を含有し、触知可能な拘縮索を有するデュピュイトラン拘縮を効能・効果とする。
同疾患は、筋線維芽細胞等から産生されたコラーゲンが異常に沈着することで、手掌腱膜に結節や拘縮索が形成され、病態の進行に伴い手指が屈曲拘縮してしまう。対象患者数は年間約1800~2800人で、主に手術療法が用いられているが、侵襲性が高いため、神経や動脈を損傷する等のリスクがあり、治療薬の開発が待たれていた。
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