8月28日に「ヘルスケア分野における産学連携セミナー~産学連携の基礎から契約まで~」開催 千寿知財企画

2015年08月03日 (月)

 「健康寿命の延伸」「医療費の適正化」「産業の振興」の一石三鳥を狙った日本再興戦略の一環として、ヘルスケア産業がこれからの日本の社会システムに重要な役割を果たすことが期待されています。そのためには、従来の医療業界のみならず、広い意味でのヘルスケア産業創成に、ラフサイエンスとICT,IoT、機械、ロボット工学等の新しい開発手法などの科学技術の智の結合・融合が望まれます。

 今回は、企業と大学の両方でヘルスケア分野における研究・知財・法務・産学連携実務を長く経験した講師が、自身の体験を踏まえ、ヘルスケア分野における産学連携に必要な基礎的事項、研究テーマの目利き、プロジェクト編成、責任回避型ではなく前向きな共同研究契約、成果のマネジメント、ライセンス・協業の進め方、臨床医との付き合い方等について、実務経験者ならではの「ここだけのお話」をします。

 (研究者・産学連携実務者・研究企画者向け)

日時

平成27年8月28日、午後1時~5時

場所

大阪大学 中之島センター 405号室
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

  • 京阪中之島線中之島駅より徒歩約5分、阪神本線福島駅より徒歩約9分、J東西線 新福島駅より徒歩約9分
  • 大阪駅前バスターミナル(53系統)→中之島四丁目(旧玉江橋)下車 徒歩1分

定員

30名(定員になり次第締め切り)

参加費

6000円/一人

演題と講師

【テーマ1】ヘルスケア分野の産学連携、研究の目利きから連携へ

講師:前田 裕司:千寿知財企画 代表
日本ライセンス協会 産官学連携活用ワーキンググループ・リーダー
元 大阪大学・FIRST審良プロジェクト知財戦略コーディネーター(特任教授)

【テーマ2】医療機器のオープン開発を土台に、線・面の多階層製品化をめざす

講師:平野 正夫:リサーチデザイン研究所 代表
滋賀医大発ベンチャー(株)マイクロン滋賀 顧問、京都府特別技術指導員、
元 滋賀医科大学 バイオメディカル・イノベーションセンター副センター長(特任教授)

【テーマ3】産学連携における契約の注意点

講師:川尻 達也:株式会社・日本触媒化学 企画開発本部 特命PJ担当リーダー(知的財産)、日本知的財産協会「技術者リーダーのための知的財産講座(化学)」(VI.研究・技術開発活動と契約)担当講師

参加申し込み&お問い合わせ

申込期限:2015年8月26日(定員になり次第締め切り)

●Webから:http://senjipp.wix.com/yujimaeda#!form/cs4c(千寿知財企画のHPから)

●Faxから:04-7148-1400(千寿知財企画)お名前、ご所属、連絡先(e-mail、FAX)

●e-mailから:maedy023@vivid.ocn.ne.jp

講演の概要

【テーマ1】ヘルスケア分野の産学連携、研究の目利きから連携へ

  • 産学連携はなぜ必要か?
  • 産学連携は企業の研究開発の一形態
  • 研究の目利き:ヘルスケア分野の研究情報の読み取り方?
  • 産学連携で、自社の経営資源とどう融合するか(企業内説得も含め)?
  • 研究のどの段階で産学連携を開始するか?
  • 公的資金・大学システムを利用した研究開発成功事例の紹介
  • ヘルスケア分野は伸び盛り(異業種からの参入チャンス)
  • 産学連携の具体的な望ましい形態

【テーマ2】医療機器のオープン開発を土台に、線・面の多階層製品化をめざす

  • 医療機器開発を俯瞰する(ニーズpull・ロングランの開発、市場の特質など)
  • 大型化・システム化が進む研究開発(オープン開発の必要性と製品化の課題)
  • 事例:医療機器のオープン開発における光と影、そこから学んだこと
  • オープン開発の権利輻輳を共創に変え、サプライチェーンに面の付加価値を創る
    ‐研究と市場を俯瞰・直視して多階層製品化を創成する開発マネジメントを述べる。
  • “研究の羅針盤となる共同研究契約”の創成が急務
  • 事例:技術移転を円滑にする「技術の製品化への貢献度評価」
    ‐貢献度をオープン開発における役割期待、成果の持ち方、協業の促進に利用する。
  • 研究の目利き:疾病の研究から健康の研究へ(研究と協働の在り方の変化が必要に!)

【テーマ3】産学連携における契約の注意点

  • 産学連携の現状
    ‐ますます活発化する産学連携の現状を契約面から見る。
  • 大学と企業の共通点と相違点
    ‐産学連携に対する思いは、大学と企業では微妙に異なる、そのため産学連携をスムーズに進めるために、相互理解を深める。
  • 契約目的の摺り合せ
    ‐産学連携に関わる多様な契約から目的に合わせた最適な契約形態を選択する。
  • 共同研究の実施及び成果の帰属と実施条件
    ‐産学連携の代表格である共同研究について、研究実施と成果の帰属、実施を、幾つかの契約書雛形を参考に条件を考察する。
  • 産学連携おける契約の活用
    ‐産学連携における契約の効用と遂行上の注意点を整理する。

主催

千寿知財企画

共催

株式会社薬事日報社、リサーチデザイン研究所



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