奈良県は、県下ゆかりの漢方薬を用いた新たな商品やビジネスモデルの創出を目指し、研究成果などの利活用体制を構築するため今月1日付で「奈良県漢方のメッカ推進協議会」を発足させた。23日には、初活動となるキックオフセミナーを奈良市内で開催。協議会会員の企業・団体関係者約80人が参加し、大和トウキの安定生産の技術開発や分析評価などの研究成果が報告され、「漢方のメッカ」を目指す県としての地方創生の可能性を探った。
同県では2012年に設置した「漢方のメッカ推進プロジェクト」として、これまで、▽生薬供給拡大▽漢方薬等の製造▽漢方薬等の研究・臨床▽漢方の普及――の4ステージに分け、部局横断的な取り組みを展開してきた。
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