医薬基盤研究所(現医薬基盤・健康・栄養研究所)は28日、2014年度業務実績の自己評価を国立研究開発法人審議会厚生科学研究評価部会に示した。日本初の核酸アジュバント入りマラリアワクチンの第I相医師主導治験を終了した次世代ワクチンの研究開発や薬用植物等の6項目について中期計画を上回っているとして、5段階評価で最高の「S」評価をつけた。
次世代ワクチンの研究開発では、144種類のインフルエンザウイルスワクチン株ストックにより、高病原性鳥インフルエンザH7N9に対する防御効果を確認したほか、新規核酸アジュバント入りマラリアワクチンの医師主導治験を終了したこと、ナノ粒子アジュバントに加えて新規の非粒子、水溶性を含めた新規アジュバントを20種以上同定したことなどから、「S」評価とした。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。