理化学研究所の統合生命医科学研究センター統計解析研究チームの研究グループが参加する「国際IBDジェネティクス・コンソーシアム(IIBDGC)」は、炎症性腸疾患(IBD)の発症に関わるゲノム領域を新たに38カ所発見した。
炎症性腸疾患は主にクローン病と潰瘍性大腸炎に分類される。発症に遺伝的要因が関係することが知られ、これまでに欧米のグループを中心に発症に関わるゲノム領域が150カ所以上報告されている。しかし、アジア人など欧米以外の人種は患者数が少なく、報告されているゲノム領域はMHC領域とその他6カ所だけだった。
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