厚生労働省は7月29日、抗インフルエンザ薬の備蓄方針を、厚生科学審議会感染症部会の専門家会議に示した。子供にも服用しやすいことから、中外製薬の粉剤「タミフルドライシロップ」を優先的に備蓄すると共に、塩野義製薬の「ラピアクタ」と第一三共の「イナビル」についても、現在備蓄中のタミフルとリレンザの使用期限などを踏まえ、備蓄を検討していくこととした。
タミフルドライシロップについては、苦味が少ない粉剤のため、子供をはじめ幅広い年齢層に対して使用可能であること、吸湿性が高かった問題を改善して有効期限を7年に延長したことを踏まえ、備蓄を速やかに行うことが適当であるとした。
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