クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパンは、医療機器・再生医療の開発支援に乗り出す。神戸医療産業都市に「クインタイルズ先端医療臨床開発オフィス」を開設し、年内をメドに専門部署も設置する。医薬品部門から独立して専任プロジェクトマネージャーや臨床開発モニターを配置し、3年後に100人体制を想定。既に海外から1件受注し、年内には臨床試験を開始する予定で、医療機器と再生医療を合わせて20試験の受注を目指す。
同社は、世界最大手CROとして地位を確立し、臨床開発のみならず製造販売後、国内に拠点を置かない海外メーカー向けの治験国内管理人(ICCC)など支援の幅を広げている。国内臨床試験受託市場は成熟期を迎え、大きな成長が難しくなる中、世界的に注目が高まっている国内の再生医療市場。製薬各社ともに手探りの状況だが、同社では、グローバルでの臨床開発支援経験や多くの臨床医師を抱える専門性を武器に受注拡大を狙う。
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