
クラシエ薬品は、痛みを緩和しながら肩の動きを滑らかに回復させ、40代以上に多い四十肩・五十肩を改善する漢方薬「独活葛根湯エキス錠クラシエ」(第2類医薬品)を、25日に新発売した。
主に40代以上の人に起こりやすい、肩関節周囲に起こる炎症を「四十肩、五十肩」と呼び、肩を動かすと痛い、腕を後方へ回すと痛い、痛くて腕が上がらない――などの症状が現れる。肩に違和感を覚えたり、肩や腕を少し動かすだけでズキズキと痛むこともある。
一方、同社が今年実施した調査(対象310人)では、四十肩・五十肩の症状について、正しく理解していると思われる人は全体の4割にとどまり、正しく対処していなかったり、放置しているケースも目立ったという。また、首筋や肩がこわばる“肩こり”は、7割の人が感じていた。
独活葛根湯は、中国の唐の時代に王{壽+れんが}が著した医書「外台秘要(ゲダイヒヨウ)」に収載されている薬方で、四十肩や五十肩の痛みと炎症を抑え、肩の動きを滑らかにする。さらに血行を促進して、肩や首筋のこりをほぐす。
「独活葛根湯エキス錠クラシエ」は、成人1日服用量12錠中に、独活葛根湯エキス粉末2800mg(カッコン2.5g、ケイヒ・シャクヤク各1.5g、マオウ・ドクカツ各1.0g、ショウキョウ・タイソウ・カンゾウ各0.5g、ジオウ2.0gより抽出)を含有。1日3回、成人(15歳以上)1回4錠を食前または食間に服用する。
同品は「四十肩・五十肩」と「肩こり」の二つの症状に対応することを訴求するため、2面パッケージを採用しているのも特徴。正面には四十肩・五十肩の症状を、側面には肩こりの症状を分かりやすく記載した。
税別希望小売価格は、96錠1500円、192錠2800円。