グループ内で医薬品開発も

田辺三菱製薬の三津家正之社長は8月26日、都内で記者会見し、価値の高い新薬を市場1番手で投入していくため、「自前主義にこだわらず、リスクと利益をシェアするパートナーリングを活用していきたい」として、“オープン・シェアード・ビジネスモデル”を推進していく方向性を強調した。その上で、三菱ケミカルグループが持つ各社技術を医薬品開発に応用させ、「新たな技術、素材を組み合わせ、高機能な医薬品を生み出していきたい」と述べ、競争力を強化していく考えを示した。
同社は、研究開発、国内営業、米国展開、組織・行動の四つで変革に取り組んでいる。10月には研究・開発・営業と分かれていた組織について、ヒトを対象としたプルーフ・オブ・コンセプト(POC)取得までを創薬本部、POC取得後を育薬本部が担う体制に再編することを決めた。
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