
便秘薬「オイルデル」(第2類医薬品)
小林製薬は、便に水分を与えて軟らかくする水分浸透成分DSS(ジオクチルソジウムスルホサクシネート)と、生薬由来のオイル成分で、出口で固まった便を“つるん”と出しやすくする便秘薬「オイルデル」(第2類医薬品)を、10月27日から新発売した。便秘に悩む女性の多くは、自然に近い、力むことなく楽な排便を望んでおり、新発想の便秘改善薬の投入により新規ユーザーの獲得と、便秘薬市場の活性化への貢献を目指す。
同社が行った生活者調査(月1回以上の便秘経験者の女性200人を対象。複数回答)で、便秘の時の“便の状態”を聞いたところ、62%が「ウサギの糞のようなコロコロ硬い便」、36%が「出口だけ硬く、後はバナナ状の便」、22%が「全体的にカチカチの便」とするなど、便秘経験のある女性の多くが、出口で便が固まることで出にくくなる「直腸性便秘」に悩んでいた。
新発売の「オイルデル」は、女性に多いこうした直腸性便秘の悩みを解消する製品で、水分浸透成分とオイル成分を含んだ生薬配合で、固まった便をつるんと出しやすくする。
DSSは界面活性剤で、硬結便に水分を浸透させて便を軟らかくし、排便を楽にする。また、麻子仁(マシニン)末に含まれるオイル成分は、腸で吸収されにくい成分で、腸壁と便を潤滑にし、大腸を刺激せずに自然な排便に導く。
大人(15歳以上)1回3~4カプセルを1日2回、朝夕の空腹時に水またはお湯で服用する。なお、初回は最小量を用い、便通の具合や状態に応じて少しずつ増量(減量)することが望まれる。税別希望小売価格は、24カプセル1000円。