厚生労働省は26日付で、新薬19成分26品目を薬価基準に収載する。内訳は、内用薬が9成分14品目、注射薬が7成分9品目、外用薬が3成分3品目。アッヴィのC型肝炎治療配合剤「ヴィキラックス配合錠」は有用性加算が付かず、1錠2万6801円となった。原価計算方式を適用した2成分に営業利益率の上乗せはなかった一方、アクテリオンファーマシューティカルズの肺動脈性肺高血圧症治療薬「トラクリア」には、類似薬効比較方式で小児加算5%を上乗せした。18日の中央社会保険医療協議会総会で了承された。
▽イフェクサーSRカプセル37.5mg、同75mg(ファイザー):ベンラファキシン塩酸塩を有効成分とする抗うつ薬。塩野義製薬の「サインバルタカプセル20mg」を比較薬として、類似薬効比較方式Iで算定した。外国平均価格調整により引き下げた。薬価は、37.5mg1カプセルが160.80円、75mg1カプセルが270.70円。予測市場規模は、ピーク時の9年目で患者数63万人、販売額320億円。
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