医薬品医療機器法の施行後、承認された再生医療等製品2品目の初の保険収載が18日、中央社会保険医療協議会総会で了承された。保険償還価格は、JCRファーマの骨髄由来間葉系幹細胞「テムセル」が86万8680円、テルモの骨格筋芽細胞シート「ハートシート」は骨格筋を採取する移植までの工程の前半に使うキットが636万円、骨格筋芽細胞を培養した後半に使うキットが168万円と算定された。
「テムセルHS注」は、ヒト間葉系幹細胞を用いた再生医療等製品で、造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病(GVHD)の二次治療に用いる。一次治療の副腎皮質ステロイドで効果が得られない症例に対して投与する。保険償還価格は、薬価算定組織で検討され、原価計算方式で算定。薬価は10.8mL1袋が86万8680円となった。予測市場規模は、ピーク時の6年目に患者数260人、販売額35億円。
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