◆悪玉コレステロールを血中から除去し肝臓の機能を低下させる酵素「PCSK9」を阻害する抗体が注目されている。現在、高コレステロール血症患者に対する食事療法やスタチン製剤との併用療法で国内申請中だ
◆そのPCSK9を発見したモントリオール臨床医学研究所のナビル・G・セイダー博士が来日し、抗PCSK9抗体の可能性について講演した
◆セイダー氏によると、癌の成長にコレステロールが必要ということから、腫瘍とPCSK9の関係を調べたところ、PSCK9を阻害することで悪性黒色腫の肝臓への転移が少なくなったことが分かったという。コレステロールの低下だけでなく、癌領域でも抗PCSK9抗体が活用できるのではないかとの期待感を示した
◆さて、世間はクリスマスから忘年会、新年会と“飽食”が加速する時期を迎えている。コレステロールの過剰摂取は動脈硬化から派生する様々な疾患のリスクを引き起こす。自身のコレステロールを気にするという意味でも、食べ過ぎ・飲み過ぎには十分注意したい。
食べ過ぎ・飲み過ぎにご注意を
2015年12月25日 (金)
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