バイオ関連投資は回復せず
バイオインダストリー協会(JBA)は、2015年バイオベンチャー統計・動向調査報告書をまとめた。14年度1年間で把握できた新たなベンチャーは29社あったが、総数としては前年度より26社減の553社となった。11年度以降、バイオベンチャー間の共同研究、資本提携など、創薬以外での幅広い業種間、契約期間などの長期の提携が見られるようになっている。ただ、バイオ関連分野への投資はあまり回復しておらず、バイオベンチャーに対する投資家の目が厳しくなっている現状が明らかになってきている。
14年度に把握できたのは14年設立の11社と新規把握の18社あった一方、廃業(解散・生産)した企業、あるいは吸収合併された企業が9社、この調査におけるバイオベンチャーの定義から外れた企業が46社となり、全体としては前年度より26社の減少となった。設立企業数、廃業企業数は11年以降毎年10社を超えている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。