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日本アルコンは、緑内障・高眼圧症治療剤「トラバタンズ点眼液」(一般名トラボプロスト点眼液)を新発売した。
同剤は、1日1回の点眼で、確実な眼圧下降効果を有し、防腐剤として点眼剤に使われることが多い塩化ベンザルコニウムを含有しない初のプロスタグランジン系緑内障、高眼圧症治療剤。
塩化ベンザルコニウムは長期間投与で、様々な影響を眼局所に及ぼす可能性を示唆されているが、同剤は塩化ベンザルコニウムを含有しないため、ドライアイを合併している患者や塩化ベンザルコニウムによる角膜障害の既往歴のある患者にも、リスクの少ない薬剤であるのが大きな特徴だ。
米国では2006年に発売。日本では今年7月に製造販売承認を取得し、9月21日付で薬価収載されていた。
既にトラボプロスト製剤は世界101カ国で承認され、臨床現場でも使用されていることから、同社では緑内障の治療において新たな選択肢を提供し、眼科医療において一層貢献できるとしている。
包装は2・5mL5本入り。薬価は0・004%1mL1002円80銭。
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