日本病院薬剤師会が今月27日の臨時総会で実施する会長候補選に立候補した木平健治、佐藤博両副会長が10日に共同会見し、抱負と決意を語った。木平氏は、「会員との対話」を通して、「病院薬剤師が夢とプライドを持って働ける環境作りを組織として進めたい」と述べ、佐藤氏は、厚生労働省の審議会委員や関連学会の理事などで培った「経験と勘、人脈」を通して、「国民からも医療人からも一層信頼されるよう、病院薬剤師の地位向上に全力で取り組む」と語った。日病薬の会長選は、伊賀立二・元会長と藤上雅子氏が立候補した2006年以来、10年ぶりとなる。
木平氏は、12年度診療報酬改定で「病棟薬剤業務実施加算」が初めて導入されたことに加え、16年度改定でも手術室や集中治療室などでの薬剤管理を評価する「病棟薬剤業務実施加算2」が新設されるなど、「病院薬剤師にとっては良い風が吹いている時期」との認識を示しつつも、「会務運営については課題が山積している」と指摘。
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