厚生労働省は10日、世界に先駆けて新医療機器、再生医療等製品の開発や実用化を進めるための「先駆け審査指定制度」の対象品目に、脊椎損傷に伴う機能障害の改善に用いる自家骨髄由来幹細胞や悪性脳腫瘍の治療に用いるウイルスなど5品目を指定した。全てアカデミア発シーズで、同制度での医療機器・再生医療等製品の指定は初めて。優先的に治験相談などを行い、通常12カ月かかる新医療機器の審査期間を半分の6カ月に短縮する。
同制度で指定されるためには、▽医療機器では新規原理、再生医療等製品では新規作用秩序を有する▽既存の治療法、診断法がない、または既存の治療法や診断法に比べて大幅な改善が見込まれる▽世界に先駆けて日本で申請される(同時申請含む)予定――といった要件を満たす必要がある。
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