三菱ウェルファーマは24日、HIV事件に関する調査委員会を発足させることを明らかにした。同委員会の発足は、旧ミドリ十字が、HIV事件惹起を阻止できなかった原因を調査検討し、再発防止策の提言を目的としたもの。
調査期間は、裁判資料還付後1年以内。委員は、國井和郎(弁護士、大阪大学名誉教授)、下宿邦彦氏(同社代表取締役副社長執行役員)、岸隆康氏(同社常務監査役)、松田伸一氏(同社執行役員法務部長)の4名で、國井氏が委員長に就任する予定。
三菱ウェルファーマでは、委員会の調査報告を受けて、改善すべき点があれば改善した上で、再発防止策についての提言及び整備された社内の仕組みを株主に報告する。また、同社ホームページに委員会の提言を掲載する。