九州山口薬学会のシンポで報告

各病院の薬剤師がPBPMの実践事例を紹介した
プロトコールに基づく薬物治療管理(PBPM)を実践する病院が増えている。2月27、28日に福岡市内で開かれた九州山口薬学会ファーマシューティカルケアシンポジウムで各病院の薬剤師は、PBPMの実践事例を報告した。薬学的評価を行った上で医師の定期処方入力を薬剤師が支援するなど、事前に作成したプロトコールに基づく医師と薬剤師の協働は、効率的で質の高い薬物療法につながっていることが示された。
飯塚病院薬剤部の進健司氏は、精神科病棟における処方入力支援業務を紹介した。これは、医師の依頼を受けた病棟担当薬剤師が、[1]入院後医師が処方入力した臨時及び定期薬のDo処方[2]継続処方の不足分の処方[3]医師の指示に基づく頓服薬のDo処方――などのオーダを入力するもの。医師はそのオーダを確認して承認したり、必要に応じて変更したりする。
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