救心製薬は、生薬製剤「救心」シリーズから、1回1錠で扱いやすく飲みやすい錠剤タイプの「救心錠剤」(第2類医薬品)を新発売した。高齢者に限られると思われがちな“動悸や息切れ”だが、同社調査ではビジネスの最前線で働く40~50代では、ストレスや緊張に起因するこれら症状を自覚している人が結構見られたという。同社ではこうした働き盛りの層を“責任世代”と位置づけ、新たなメインターゲットに向けて新剤形・新デザインの製品を訴求していく。
ITの普及によってビジネスのスピードアップが進み、加えて人間関係による精神的ストレス、仕事量からくる身体的疲労、また暑さ・寒さなどの身体的ストレスもあって、最前線で活躍しているビジネスパーソンには相当のプレッシャーがかかり、自律神経の乱れや血液循環の低下が起こっていると考えられる。実際に同社が行った救心に関するインターネット調査(対象1万人)では、40代・50代の約3割が動悸や息切れを感じ、めまいや立ちくらみは5割前後の人が症状を自覚していたという。
そこで、救心の生薬の力で自律神経のバランスと全身血流を改善し、生き生きとした毎日をサポートしていきたいと投入されたのが「救心錠剤」。大人(15歳以上)1回1錠を1日3回、朝夕および就寝前に服用する。
配合成分(3錠中にセンソ5mg、ゴオウ4mg、ロクジョウ末5mg、ニンジン25mg、レイヨウカク末6mg、シンジュ7.5mg、ジンコウ3mg、リュウノウ2.7mg、ドウブツタン8mg)は小粒の丸剤「救心」と同じだが、小粒の錠剤(直径約7mm)なので扱いやすく、生薬特有の味やニオイが気にならないフィルムコーティング錠で飲みやすい。外出先での服用に便利な、軽く携帯性に優れたプラボトルを採用している。
9錠入り(税別希望小売価格1400円)は片手でキャップが開け閉めでき、30錠入り(同4100円)は半回転で開閉可能なスクリューキャップボトルとなっている。
同社では「救心錠剤」のイメージキャラクターに、俳優の高橋光臣を起用。発売と同時にTVCMを開始したほか、新聞・雑誌広告も含めて多彩なメディアで訴求していく考え。