
代議員の起立によって賛否を採決した
兵庫県薬剤師会と兵庫県病院薬剤師会の連携強化が実現した。26日に開いた兵庫県薬の臨時総会で病院薬剤師を対象にしたC会員という区分の新設が承認された。組織は統一しないものの、4月から兵庫県病薬の全ての会員が兵庫県薬にも入会する。兵庫県病薬会員にとっては上部団体の会費額を合計すると負担増になるが、それを抑えるためC会員の会費額を年額2000円と安価に設定した。両会がお互いに譲歩し、連携実現にこぎ着けた。地域包括ケアシステムでの連携構築などを進めたい考えだ。
連携強化によって兵庫県薬の会員数は約2100人増えて約8500人となり、全国一の規模になる見通しだ。実現に向けて今回、開局者や管理薬剤師をA会員、そこに該当しない薬剤師をB会員として区分している会員規定を改め、病院薬剤師を対象にしたC会員という区分を新たに設けた。臨時総会ではC会員新設や会費額に賛同しない代議員も存在したが、7割前後の賛同を得て承認された。
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