漢方薬メーカーの松浦薬業(本社名古屋市昭和区、松永忠功社長)は、販売会社の松浦漢方(名古屋市)を今月1日付で統合した。1913(大正2)年に名古屋の生薬問屋として創立して100年余り、『漢方薬で健康に奉仕する』を理念に歩んできたが、今回、取引先・顧客へのさらなるサービス向上を目的に製販統合を行い(松浦薬業が松浦漢方の権利義務一切を継承して存続会社に)、漢方薬総合メーカーとして新たな一歩を踏み出した。
松浦薬業は、愛知県知多郡武豊町の冨貴工場を中核に、漢方薬・健康食品の受託製造、厳選された生薬の輸入と販売、抽出エキスおよび最終製品の製造と販売、薬事申請サポート、品質管理まで一貫したトータルマネジメントを手がける。また、近年は高齢社会を迎えて生活者に寄り添う漢方薬のニーズが高まっていることを受け、より多くの人が使いやすい新たな剤形の漢方製剤(漢方内服ゼリー剤、漢方濃縮煎剤)の開発に注力している。
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