医薬分業下のあり方模索
日本保険薬局協会(NPhA)は18日、都内で第13回定時総会を開催した。第13期の役員選任では、中村勝氏(クオール)を会長に選任した。今回の会長選任に関しては、中村氏が1年間務め、その後は南野利久氏(メディカル一光)が会長に就任することが今年2月の理事会で承認されているが、この点について総会でも了承された。また中村氏は総会の中で日本薬局学会に関して、新たに「理事長」のポストを設け、初代理事長として東京薬科大学理事長の今西信幸氏を迎える構想を明らかにした。
中村氏は総会冒頭のあいさつで、NPhAが持つ三つの機能に関して、「協会そのもの、学会、政治連盟の三つだが、今後の課題の一つとして学会の存在がある」と指摘。「今後、地域包括医療、在宅、あるいはかかりつけ薬剤師、かかりつけ薬局という機能を持った場合、この学会の存在は非常に重要だろうと考えている。今までは協会の中の学会だったが、今後は外部へも開放し、外部との関わり合いをさらに拡充することによって、学術面からも保険薬局のあるべき姿を表現していく時代が来たのではないか」とし、理事長を新設し、今西氏を迎える構想を説明した。
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