
オンドラチェック氏
製薬企業向けの臨床試験支援ソリューションを提供する米オムニコム・システムズは、EDCシステム「トライアルマスター」を投入し、日本市場に攻勢をかける。臨床試験で試行導入が進む新たなモニタリング手法「リスクベースドモニタリング」(RBM)に対応したEDCとして、先行する他社製品とは異なる戦略で訴求していきたい考えだ。アジア太平洋担当シニア・バイス・プレジデントのウォルフ・オンドラチェック氏は、本紙のインタビューに応じ、「CROとのパートナリングを介してトライアルマスターを普及したい」と語った。
同社は、1997年に設立し、米フロリダに本社を置き、臨床試験支援ソリューションを提供し、トライアルマスターはEDCで世界第3位の実績を持つ。オンドラチェック氏も「EDCのイノベーションを追求している」と述べ、売上全体の約3割をEDCに投資。米国を地盤に欧州でも成長し、次の強化エリアにアジア太平洋地域での市場浸透を狙う。日本に対しては昨年から参入準備を進めてきた。
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