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PMDA北陸支部が始動‐「薬都富山」に新たな拠点

2016年06月13日 (月)

初のGMP研修、年内実施へ

石井知事(左)と近藤理事長が除幕式に臨んだ

石井知事(左)と近藤理事長が除幕式に臨んだ

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の北陸支部が9日、富山県で始動した。県くすり政策課内に開設された北陸支部にアジア医薬品・医療機器トレーニングセンターの研修所を設置し、アジアの規制当局担当者にGMP調査に関する研修を実施していく予定で、新たに部長級の「国際研修シニアコーディネーター」を配置。12月頃をメドにアジアから担当者を招き、初めての研修を5日間の日程で実施する予定だ。県内の製薬企業から協力を受け、工場での実地研修として20人程度受け入れる。同日には、富山市内で開所式が行われ、北陸支部のスタートを盛大に祝った。

 開所式でPMDAの近藤達也理事長は、「日本を代表する医薬品産業の集積地である富山県に支部を設置できたことは、PMDAにとって意義深いこと」と述べ、効率的なGMP研修の提供に期待感を表明。アジア医薬品・医療機器トレーニングセンターの研修を通じて、「PMDAの取り組みがますます充実し、全ての国に有益となるようアジア全体の薬事規制のレベル向上などの目標を達成してきたい」と抱負を語った。


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