米オラクル・コーポレーションは、日本市場向けに製薬企業が行う市販後医薬品の副作用報告など安全性監視業務(ファーマコビジランス:PV)支援を強化する。医薬品の「リスク管理計画」(RMP)に対応し、グローバルで販売するITシステムを用いて、煩雑なPV業務を効率化するためのコンサルティングサービスを提供する。RMPは制度が始まって3年経過するが、本来の目的を達成できているとはいえない。オラクル・ヘルス・サイエンシズ・コンサルティング(HSC)でグローバルPVディレクターを務めるサミア・タパー氏は、本紙のインタビューに応じ、「RMPでのアイデアを実現するために、われわれのツールを提供したい」と語った。
同社は、製薬企業向けに臨床開発やPVに関連したITソリューションを提供するグローバル大手。PVでは、安全性情報管理ソリューション「アーガス」と、安全性シグナルを検知するソリューション「エンピリカ」の二つが主力だ。
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